スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

从 ゚∀从達 は闘争の中でこそ輝くようです 第七話

 二人の中年が、弄ばれ、散った。
一組の男女が、堪えきれず、呆然我失のまま、放尿した。

 一人の男は、友を導き、吐瀉物を喰らい、堕ちた。
男に背負われた女は、落下に巻き込まれ運命を共にした。
一人の男が、乳に、仕留められた。

 空を求めた女は翼を失い、夢現定かならぬまま、大地へと導かれた。
尻は下らぬ意地を突き通し、笑顔のまま、天を手放した。

そして、互いの手の温もりを知る者達は、互いの温度を受け入れた。


  最終闘争乃三『紳士の名の下に』


――中年二名。男子の将五名。女子の将四名。
計、十一名の将が戦場で散った。

女子に残る将は四名。

ζ(゚ー゚*ζ「やんっ!褌から無駄毛出ちゃってる!」

ノハ ∵) 「ゴォォォォォォォエッ!」

(*゚ー゚)「うわ……お兄ちゃんだ……」

ミセ*゚パ)リ/「ふもー!」

対する男子の将は、ただ一人。

(;,,゚Д゚)「チキショウ!他の奴は何やってんだ!」

 男子勢に残された将が自分一人であることに、彼は未だ気づいていない。
幾らかでも平静であったならば。周囲の声が聞こえていたならば。
そう、ほんの少しでも他へと注意を傾けていたならば。

彼は、自軍が危機的状況にある事に、気づけていただろう。

 だが、彼の理性は戦闘の始まる前、褌姿の女性陣を目にしたその瞬間から大きく揺らいでいた。
その視線はひたすらに和製Tバックを追い、脳は褌という新たなるにジャンルに縛られ、血流は股間へと集中。
全校集会の最中だろうが構わずオナニーを始めかねない臨界状態では、次々と脱落していく仲間に気づける筈が無かった。

 それでも――それでも、兵力は今尚互角。
男女の膂力差を加味すれば、男子勢が有利であると言えるだろう。
だが――それは雑兵のみならば、の話。

ζ(゚ー゚*ζ「やだっ!腋毛の処理忘れてた!」

(;,,゚Д゚)「ちょっ!お前ら釣られてんじゃねえ!」

ノハ ∵)「ゴェッ、ゴェェェッ!」

(;,,゚Д゚) 「ちょぉぉぉっ!そんなゴツゴツした女に引っかかんな!」

(* ー ) 「お兄ちゃん、昨日あたしのパンツで何してたの?」

(*,,゚Д゚)「あー、それはね、お兄ちゃんね、コレを男が履いたらどうなるのかなーって」

 兵力は互角である筈なのに。膂力で勝っている筈なのに。
彼の統率する部隊は、激突を重ねる度に一方的に兵力を削がれてゆく。

ζ(゚ー゚*ζ「あんっ、もう!汗でサラシ透けちゃってるじゃない!」

ノハ ∵)「ガオン!」

(* ー )「お兄ちゃん、この前私の部屋で何してたの?」

 透けたサラシの奥に、CDサイズの乳輪を窺わせる縦巻きロールの女に側面を突かれて。
やたら体格のいい、ちんこが付いていると言われたら信じてしまいそうな能面女に背後を取られて。
そして、血の繋がった妹に戦列の乱れた所を強襲されて。

(;,,゚Д゚)「そ、ソレは……」

(* ー )「ねえ、何してたの?」

(*,,゚Д゚)「パジャマの股にちんこ擦り付けてましたぁぁぁぁぁっ!」

 それでも、声を張り上げながら身振り手振りで指揮を執る。
性衝動をぶちまけるかの様に、実際ぶちまけながら必死に抗い続ける。

だが、

(#,゚Д゚)「そこっ!いっけー!」

ζ(゚ー゚*ζ「うわっ……ショボいテント立ってる……」

ノハ ∵)「…………ぉぇ」

(* ー )「…………気持ち悪い」

 熱意、情熱、性衝動。全てを足して尚、逆襲には届かない。
知恵が、冷静さが、判断力が、非情さが欠乏していた。
そして何より――指揮官としての経験が絶望的に不足していた。

(#,,゚Д゚)「女なんかに負けるんじゃねぇー!俺に続けェー!」

 だから、ギコは自ら死地へと、最前線へと向かう。
もう一人将がいたならば、指揮を採れる者がいたならば、それもまた一つの手なのだろう。

 しかし、そのような者は既に存在しない。
現状で、唯一指揮を執れる者が前へと出る、という行為の意味に気づかぬまま、ギコは前へと駆け出す。
自分が落とされれば男勢がどうなるかなど、微塵も考えぬままに。

(#,,゚д゚)「女なんかにッ!」

 その行為は、我武者羅に自分が出来る事を考えた結論。
自分が討ち取る。という、とても単純明快な結論。
その思考に、現在の状況や彼我の戦力差など眼中になく――

(#,,゚Д゚)「負けてッ!」

ノハ#∵)#゚д゚)「「「ごぉぉぉぉぉえっ!」」」ζ(゚∀゚#ζ

――故に、女勢が一丸となった突撃を、体一つで受け止めようとした。
が、生身の人間が快速列車に匹敵する勢いを止められる筈もなく。

(#,, Д )「タマッ――――

 ギコは仲間と共に、勢いよくブチ抜かれた。
それが彼、ギコの最後の姿。一方的な蹂躙の跡には、何も残されてはいなかった。

('A')「……」

 ドクオは、その様をただ見つめていた。傍観していたと言ってもいい。
そして、最後の将が陥落した瞬間を肴に、白に満たされたワイングラスを傾ける。

 グラスに満たされているのは牛乳。彼が飲むのだから、当然只の牛乳ではない。
処女の雌牛のみから搾った牛乳。と銘打たれた牛乳である。
胡散臭くとも、敢えて騙されるのが紳士としての嗜みなのだ。

('A')「くぱぁ……」

 グラスを傾け終え、中の牛乳を飲み干したドクオは、大きく息を吐く。
共に口内より溢れるは、牛乳を拭いた後一週間放置した雑巾の如き臭い。
その様な悪臭を撒き散らしながらも、ドクオの表情は無表情に近い。

――最後の将は堕ち、男勢の統率は完全に崩壊した。
今この時、ドクオを守る者達からも逃亡者が徐々に現れ始めている。

その数は徐々に増え続け、やがて残されたは彼唯一人。
それでも彼は動こうとはしない。先程の吐息以外の声を発そうとはしない。

 諦念とはどこか違う。
諦めた者特有の虚無感が、ドクオからは感じられない。
自身を囲む人波の隙間より姿が窺えるほどに三人の将が接近した今尚、その態度は崩れない。

ζ(゚ー゚*ζ「いた!けど……私触りたくないなぁ」

ノハ ∵)「…………ゴェ」

(*゚ー゚)「…………私も」

('A')「……」

 三人の将に取り囲まれたこの時でさえ、ドクオは彼女らの顔を一人一人じっくりと観賞していた。
どこかズレた感のある態度だが、そこから虚勢は微塵も感じられない。
そして、

('∀')「ハハッ……」

 にちゃり。と、粘ついた音と共に、ドクオの顔に三日月が生まれた。
下弦の月を縁取る上下の唇を、白色に濁った唾液が繋ぐ。

(ノ∀')「ハッ……あははははははははははっ!」チョギブリィィィィィ

 ドクオは笑う。
敗北が確定したと言っても過言ではないこの状況で、余裕を感じさせるほどに、堂々と。
足元に黄金色の水溜りを作り、尻から質量を生み出しながらも笑い続ける。

ζ(゚ー゚;ζ「……何、なの」

ノハ;∵)「…………ゴェ?」

(;゚ー゚)「わかん、ないよ……」

 相対する者らの内に生まれたのは戸惑いと、理解不能な存在に対する生理的嫌悪。
誰しもが忘我の内に身を竦ませ、縋る様に近くの者の裾を握る。

 ドクオに対する感情が恐怖であると気づいた者はいない。
たった一人の、男の笑い声に恐怖を覚える訳が無いと、誰しもが思っていたから。

(ノ∀')「いやはや……百人以上対私一人とは、コレは何とも絶体絶命四面楚歌」

 今この時、誰一人としてドクオを捕縛しようともせず、身を竦ませたまま次の言葉を待つ。
心の片隅に、紳士を敵に回した事への後悔が生まれた事に気付かぬまま。

そしてドクオはこの状況を十全に理解している。
だからこそ、

(ノ∀')「なるほどコレが恐怖。嗚呼恐ろしい、思わず粗相をしてしまいそうだ」

 既に手遅れのでありながら、芝居掛かった態度を崩さない。
紳士とはこう在るべき。と言わんばかりに。

ヽ('∀')ノ「が、残念ながら私にも、奥の手というものが在りましてね――」

 ドクオは両の手を天へと掲げ、その口で一つの言葉を紡がんとする。
アッサリとしていながらコクのある口調のままに詠まれたその言葉こそが――

ヽ('∀')ノ「ウェルカム トゥ――ジェントルメン」

――現状を覆す、大磐石を覆す秘策の鍵。

ζ(゚ー゚;ζ「あの呪文は……まさか!」

(;゚ー゚)「知っているのかデレ電!」

ζ(゚ー゚;ζ「知らない!言ってみたかっただけ!」

ノハ;∵)「…………ゴェ」

 呼応するかのように響いたのは四つの靴音。
音は乾いた土の上にありながら、まるでアスファルトを軽快に歩むが如く、高く響き渡る。

(’e’)「フッ……最近の若人がこれほど軟弱だとはな」

――親は会社の社長であり、当人は生徒会長。
生徒の規範となるべき存在でありながら、放課後はデリヘルと円満に痴漢。
汚点と知りながら、敢えてその名に咎を刻む。『痴漢紳士ジョーンズ』

( ゚д゚ ) 「全くだ。しかし女子の格好は実にけしからんな」

――風景画に於いて、プロを唸らせるほどの才能を誇る美術部部長。
其の観察眼は、視界内の存在を男女問わず眼で犯す。
名槍の切っ先の如く鋭き視線、それこそが名の所縁。『視姦紳士ミルナ』

(´<_` )「この場にいる女子全員を監禁して孕ませるというのは……ありだな」

――文武両道、且つ、女を寄せ付けぬストイックさを持つ男。
しかし、その脳内に広がる世界は煩悩一色。
其の二つ名は恥辱ではなく誉れ。『妄想紳士弟者』

( ´_ゝ`) 「さっさと終わらせたい所だな……時間を掛けた分だけ、嫁に寂しい思いをさせてしまう」

――学業に於いては常に全国トップ、其の叡智にあらゆる研究機関が注目していると云う。
だが、その叡智が最も輝くは、淫卑なる道具の開発――であったのは過去の話。
今は愛に生き、愛に殉じる男。『純愛紳士兄者』

 彼らは、ドクオを盟主とした『紳士童盟』におけるトップ集団。
校内――否、町内に於いて頂点に並び立つ紳士。

だが、

(’e’)「嫁、だと…………その言い口だと三次かッ!」

( ゚д゚ )「童盟血の掟、破ってはいまいな……?」

(´<_` )「義姉か……うむ、悪くない」

彼らもまた高校生、友人の色恋沙汰に過剰反応してしまう節があった。

( ´_ゝ`) 「未だ手も繋いでおらんよ……それと弟者、妄想が漏れている」

(´<_` )「兄者が居ぬ間に寝取るというのも……」

( ´_ゝ`) 「ふむ、そんなに母者にエロ本の隠し場所を知られたいか」

(´<_` )「OK、兄者の嫁は妄想リストより除外完了だ」

 それでも、歩む姿に隙は皆無。
如何に下世話な話をしようとも、手を出す事を躊躇わせる高貴さは損なわれはしない。
彼らが持つ二つ名付き紳士の称号は、伊達ではないのだ。

しかし、

(*゚ー゚) 「あはっ、もしかしてたった五人で私たちとやり合おうっていうの?」

ζ(゚ー゚*ζ「ふふっ……貴方達がたとえ紳士だったとしても、この人数差は絶望的よね」

ノハ;∵)「ごぇぇ……」

ζ(゚ー゚*ζ「どうかしたの?」

(*゚ー゚)「相手が紳士だからって、怖がりすぎよ。どうせすぐに終わるわ」

 所詮は四人。ドクオを足しても五人。絶望的なほどの戦力の開きは、未だ埋まらない。
それが彼女らの認識。彼女らは、侮るべきではない存在を侮ってしまった。
だからこそ、

(’e’)「さて、レディ……通してはいただけませんか?」

ζ(゚ー゚*ζ「……通してあげなさい。どう足掻こうとも、私達の勝利は揺らぎはしないわ」

 四人の前に道は開かれた。
ドクオの秘策がたった四人の増援であり、未だ圧倒的優位にあるという事実が判断力を鈍らせたのだ。

( ゚д゚ )「ドクオ、少しばかり遊びすぎではないか?」

('∀')「申し訳ない。悪ふざけが過ぎたようです」

(’e’)「圧倒的不利。まさに逆境。コレは中々そそる状況ですね」

(´<_` )「精根尽き果てた女子に次々と…………うむ、悪くない」

( ´_ゝ`) 「弟者、腰が引けているが……怖気づいたか?」

 彼らは再会を喜ぶかのようにドクオと抱き合い、微笑を向け合う。
そこが敵軍の只中であることを忘れているかのように。

(´<_` )「いや、勃起しているだけだ」

('∀')「奇遇ですね、私もです」

(’e’)「おやおや、はしたないですね……私も人の事は言えませんが」

( ゚д゚ ) 「コレだけの女を前にして、勃起せぬ方が男として問題あると思うが?」

( ´_ゝ`) 「ふっ……今の俺には嫁以外の女などモブに過ぎぬよ」

(´<_` )「しかし、衆人環視の中で一人を延々と…………んんんっ」

 小さな呻き声と共に、弟者の体が折れ曲がり、小さく、三度震えた。
衆人環視の中で、弟者の股間に、じわり、とシミが広がる。
その姿は荘厳でありながら、堕天の瞬間を思わせる痛ましさがあった。

ζ(゚ー゚;ζ「……うわぁ」

(;゚ー゚) 「アレ、だよねぇ……」

ノハ;∵)「……」

:( <_ *):「ん……んんっ!」

 ざわめきの中で、弟者の体が更に震える。
不特定多数の異性に射精の瞬間を見られたと云う羞恥が、第二波を促したのだ。

 腰も砕けんばかりの快感の中に在りながら、二本の足は彼をしっかりと支え続けている。
三本目の足もまた、消耗しているにも拘らず天を衝かんばかりに屹立し続ける。

 彼もまた、二つ名を持つ紳士の中の紳士。
如何なる事があったとしても、レディの手を取る時以外で膝を付く事などあってはならぬ。と骨の髄まで理解しているのだ。

('∀')「ふふっ、相変わらず気の早いお人だ。思わず私も出してしまいましたよ」

( ゚д゚ ) 「兵は神速を尊ぶと言うしな。俺もまた例外ではない」

(’e’)「この一瞬の間に六発とは……私でも四発が限界だというのに……」

( ´_ゝ`)「……何故だろう。凄く、胸が痛い」

 股に染みを作った仲間達が見守る中で、ようやく痙攣の治まった弟者が体を起こす。
艶を増したその顔に浮かぶは、

(´<_ ´ ゚0)「……コレが人の業、と云う奴か」

 神々しさすら覚える安らかな表情。
賢者の刻、と呼ばれる男子特有の精神状態が、表情にまで影響を及ぼしたのだ。

(´<_ ´ ゚0)「……ドクオ」

 が、表情と裏腹に、ドクオを呼ぶ声は酷く禍々しい。
緩く孤を描き、薄く開かれた両の眼は、覗いた者を畏怖させる何かを湛える。
その胸に在るのは、冷静であるが故に、狂気へと至る事の出来なかった感情。

 胸中に滾るは純然たる羞恥。
それを素直に受け入れる事の出来る器があったならば、その羞恥も悦びとなっただろう。
が、若さ故の過剰な自尊心が、其れを受け入れる事を許さなかった。

('A')「……分かりました」

 頷きと共に、ドクオは指を打ち鳴らす。
そして、ドクオを含む紳士五人によって造られた陣形はインペリアルクロス――否、その陣形はより鋭角。
槍の穂先を思わせる、攻へと傾倒させた陣――インペリアルアロー。

('A')「盟主ドクオの名に於いて命ずる。敵を一片の慈悲もなく――蹂躙せよ!」

――紳士等の返事の代わりに響いたのは轟音。
音、そして衝撃は、校舎内の厠にて幸せタイムを満喫していたハインリッヒにも届いた。



从*~ハ从「ふもぉー」

 だが、久方ぶりのビッグウェーブが到来していた彼女は動じない。
一度だけなら気のせいだろう。それに、程よく腹が刺激されて丁度いい。そう考えていた。
しかし、再度訪れた衝撃はより一層強烈に腹に響き、ビッグウェーブを加速させ――

从;゚ハ从「フボァッー!」

――彼女は自身のこやし排出口が限界を超えた音を聞いた。


つづく

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ひちょりまちょめ

Author:ひちょりまちょめ
コテ酉無しです。
でも一話の最後見たらすぐ分かる仕様です。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。