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( ^ω^)は18歳になったようです その4&おまけ

最終話『糸冬』


( ^ω^)「……」

自室にて、窓から刺し入る月光を浴びながらの正座。
全裸で相対するは一冊のエロ本。
この状況において尚、ボクの心は驚くほど冷静だった。
かといって興奮していない訳でもない。
先ほど清めた筈の体表には、うっすらと汗が滲んでいる。
冷静でありながら、いつでも行為に及ぶ事が可能な状態。
例えるならば、柄に手の掛けられた刀。居合いの構え。

( ^ω^)「……フッ」

これも修行の成果であろうか。
そう考えながら、本に向かって一礼の後、ゆるりと表紙を捲る。
同時に愚息がそそり立つ。

( ^ω^)「……ほほぅ」

感嘆の吐息を漏らしながら、再び頁を一枚捲る。
愚息からトロミを帯びた液体が滴った。

( ^ω^)「……いざ」

右手が、愚息を柔らかく包み込む。
途端、






(*゚ω゚)「 エ ン ジ ェ ル ハ イ ロ ゥ ! 」






痙攣と共に放たれしは白濁。
早すぎるのう。
悔しいのう。

前以て用意しておきし洋風懐紙にて拭き取った後、更に頁を一枚捲る。
再度漲り、昂りしは我が愚息。
成る程。これがエロ本と云う物か。
げに素晴らしきかなエロ本。

再度、右手が愚息を包み、一擦り。二擦り。
二度目と云う事も有ってか白濁未だ放たれず。

( ^ω^)「……ふむ」

胸の内に生まれしは確信。
此れならば強く擦る事も可能であろう。
だが、夜はまだまだ始まったばかりなのだ。時間は……

(;゚ω゚)「アッ――――!宿題全然やってないお!もういいお!オナヌしながらやるお!」

/(;゚ω゚)\「汁が英語の宿題にぃぃぃぃぃっ!英語オワタァァァァァッ!」

(;゚ω゚)「ジャバコッ!国語の作文エロ本の感想書いちまったおぉぉぉぉぉぉっ!」

( ^ω^)「いや、これはこれで斬新かも知れんね」

(;゚ω゚)「って、あの子にお礼言うの忘れてたおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!」

こうして夜は更け、ボクらの高校最後の夏休みが終わった。


~~~


翌日、

(ヽ ω )「……太陽が黄色く見えるお」

(ヽ ∀ )「……同感」

ボクらは二人揃って燃え尽きていた。

(ヽ^ω^)「ジョルジュは宿題やったかお?」

(ヽ゚∀゚)「ギリギリな……左手で書いたから字とか滅茶苦茶だけど」

(ヽ^ω^)「……右手は股間?」

(ヽ゚∀゚)「当然だろ?」

やはり、と言うべき所だろう。
多分二人揃って評価は最低ランクだが。

(ヽ^ω^)「そういえば、今日告白するのかお?」

(ヽ゚∀゚)「……放課後にでも玉砕覚悟で行ってくるわ」

(ヽ^ω^)「じゃあ、振られたら飯ぐらい奢ってやるお」

(ヽ゚∀゚)「ついでにお前の胸で泣かせてくれ」

(ヽ^ω^)「そのままロコモーションG決めてもいいかお?」

(ヽ゚∀゚)「No Thank You……っと、ちょっとタンマ」

(ヽ^ω^)「何してるんだお?」

(ヽ゚∀゚)「いや、ちょっと知り合いに大事なメールするのを忘れててな」

(ヽ^ω^)「ふーん」

そんな返事を返すボクの頭は財布の中身を思い出していた。
さて……今の財布の中身なら九祖味噌亭の『腹の中がパンパン定食』位ならいけるな。


~~~


( ⊃ω⊂)「……」

ジョルジョと教室の前で別れたボクは、自分の席に着くなり眠り始めた。
眠い。ひたすらに眠い。
登校時間直前まで宿題をしていたのだから、仕方のない事なのだが。
まぁ、先生が来るまでの間、仮眠を取れば何とかなる

「おい、子豚」

はずだったが、威圧感たっぷりの声によってボクの睡眠は開始三分で強制終了させられてしまった。

( つω`)「……お?」

从 ゚∀从「よう」

(;^ω^)「は、ハインさん……」

皆から向けられる好奇の視線。それも当然といえば当然だろう。
滅多に喋らないこの人が、わざわざ自分から話し掛けているのだ。

从 ゚∀从「放課後屋上な。来なかった場合……殺すから」

(;^ω^)「……把握」

ボクがそう答えると、彼女は、よし。と呟いてどこかに行ってしまった。

あいつ死んだな。とクラスメイトの誰かが囁いた。
まだ若いのに可哀想。という同情の声も聞こえてきた。
誰しもそう考えるだろう。皆、知っているのだ。彼女の恐ろしさを。

(;^ω^)「これはオワタかもしれんね」

けど、一人だけ同情ではなく別の感情を向けてくる人がいた。

ξ゚ー゚)ξ「ねぇ、内藤君」

(;^ω^)「……お」

彼女の名前はツン。
普段は男女分け隔てなく接するいい子なのだが……

ξ゚ー゚)ξ「何で、君がハインに呼び出されるの?」

ただ、異常なまでに独占欲が強かった。

(;^ω^)「……ボクが聞きたいお」

彼女は自分の気に入っている人が異性と関わる事を極端に嫌う。
ちょっと会話を交わしただけで不機嫌になり、二人きりになろうものなら実力行使すら辞さない。
そんな女性なのだ。

ξ ー )ξ「真っ直ぐ……帰るよね?」

彼女の目から光が消えた。
口調は優しいものの、その声から感じるのは鬼気迫る凄み。
だが、ここで引く訳には行かない。
来なかったら殺す。そう言われてしまったのだから。

(;^ω^)「行かなきゃ、殺されちゃうんだお」

ξ ⊿ )ξ「へぇ……私のお願い、聞いてくれないんだ」

(;^ω^)「悪いけど、まだ死にたくないんだお」

ξ ⊿ )ξ「ふぅん……」

(;^ω^)「……」

ξ ⊿ )ξ「別に、いいんだけどね」

彼女は、そう言い残して自分の席へと戻っていった。

(;^ω^)「ようやく眠れ……って、もう時間無いお……」

気付けば時間は先生の来る二分前。
結局ボクは寝る事を許されないまま始業式に向かう事となった。


~~~


そして放課後
ボクは放送室の前に立っていた。

( ^ω^)「すいませーん」

J('ー`)し「HeyBoy、どうしたんだい?」

( ^ω^)「先生ですかお?」

J('ー`)し「ノンノンノン。アタイは流浪のDJ、その名もKA-CHANさ!」

( ^ω^)「アナタが……」

噂で聞いた事がある。
神出鬼没のDJ KA-CHAN。
息子に対する情け容赦のないディスを聴いた者は例外なく咽び泣くという。
そんな人に会えるなんて、ボクは全く以って運がいい!

J('ー`)し「Boy、用件はなんだい?」

( ^ω^)「マイブラザーの為に、コイツを頼むZE!」

ボクが差し出したのは一枚のCD。
曲は勿論「STAND UP TO THE VICTORY」
コイツこそ、今のジョルジョに相応しい曲の筈だ。

J('∀`)しb「OK!コイツは最高にCool DA・ZE!」

( ^ω^)b「Yes!」


~~~


( ^ω^)「……ただ走り抜けた、昨日までの毎日、信じている、のさ」

スピーカーから流れる曲を口ずさみながら、屋上へと続く階段を上る。
やはりこの曲はいい。どんな時でも、この曲はボクに勇気をくれる。

そんな事を考えながら、屋上のドアに手を掛け、それを押し開いた。

( ^ω^)「……あれ?」

ξ#゚⊿゚)ξ「……来たわね」

屋上にはボクを呼んだハインの姿は無く、代わりに腕組みしたツンが立っていた。

( ^ω^)「何で……ツンがいるんだお?」

ξ#゚⊿゚)ξ「ハインを賭けた決闘よ!アンタには消えてもらうわ!」

(;^ω^)「ちょ……女の子と喧嘩する訳には行かないお!」

ξ#゚⊿゚)ξ「じゃあ大人しく殺されなさいよ!」

(;^ω^)「勘弁してくれお!」

彼女はボクの説得に耳を貸そうとはしない。
それどころか、一足飛びにこちらへと近づき、容赦のない突き蹴りを繰り出してきた。

ξ#゚⊿゚)ξ「死ねェ――――!」

(;゚ω゚)「ザンネック!」

腹に衝撃。直後、意思に反して体が後退。というか吹き飛び転がった。

……一撃喰らって、ようやく思い出した。
ツンは実力行使をやる女だった。圧倒的暴力による実力行使を。

ξ#゚⊿゚)ξ「ハインの初めてはね!私が組み伏して無理矢理って決めてるんだから!」

自重すべき発言と共にツンが跳ね、その身を捻りながら踵を天高く振り上げる。
こちらはまだ起き上がってさえいない。

……どうしようか。
などと考える時間が有る筈も無い。
ツンの体は既に眼前。高く掲げられたその踵は、鉞の如く振り下ろされようとしている。

(;^ω^)「のわっ!」

起き上がらず、そのまま横に転がって回避。
二次愛好家で本当に良かった。三次愛好家なら下着に見とれて喰らっていた事だろう。
二次元バンザイ!

ξ#゚⊿゚)ξ「アンタなんかに絶対渡さないんだから!」

(;^ω^)「いや、マジで落ち着けお!」

転がりながらの説得。
目が回るが、踵が間断なく振り下ろされるのだから仕方が無い。

ξ#゚⊿゚)ξ「いい加減喰らいなさいよ!」

(;^ω^)「そんなのまともに喰らったら死ぬお!」

今は回避できてはいるものの、ツンが水面蹴りに切り替えたらどうしようもない。
それに、寝転がったままでは状況は悪くなるばかりだろう。

(;^ω^)(……やべえお!このままじゃ死ぬ……ん?)

それは、変化。
二次愛好家でありながら、三次を捨てきれなかったボクの股間に生じた僅かな変化。
そして、僅かに隆起したそれが、転がる事により刺激を受けて肥大。

つまり……ボクは、勃起していた。

(;^ω^)(……状況更に悪化じゃね?)

転がる度に刺激で変な声が出そうになるのを堪えながら更に回避。
落ち着け!落ち着くんだマイオチンチン!
頼むから落ち着いてくれ!

ξ#゚⊿゚)ξ「逃げるばっかりとかそれでも金玉付いてんの!?」

ツンの口から放たれる罵倒で膨張率が更に上がる。
ボクはMだったのか!全然知らなかったぜ!

とか考えてる場合じゃない。
せめて起き上がるなりしなければ出る!なんか出る!

(#^ω^)「こうなりゃ自棄だお!」

自爆する可能性があったとしても、ボクにはこの手段しか残されていない。
四肢を伸ばした体勢のまま体の回転を早め、うつ伏せになった瞬間、股間に力を込める。
直後、

(#゚ω゚)「おらっっしゃぁぁぁぁぁっ!」

僕の体は空高く跳ね上がった。

ξ ⊿ )ξ「飛んだ……どう、やって……?」

ボクを見上げる、呆然とした表情のツンと視線が重なる。
何が起きたのか理解出来ていないのだろう。
まぁ、理解できないのも仕方のない事だ。
これは、漢にしか出来ない技なのだから。

(  ω )「フッ……」

ツンの背後に着地するより先に、ボクは既に準備を終えていた。
両の掌を組み合わせ、人差し指と中指を伸ばした、印にも似た構え。
その威力故、対人戦に於いて禁忌とされたその奥義。

ξ;゚⊿゚)ξ「なッ!」

気付いた所でもう遅い!
その純白の下着に風穴開けてやんよ!

(#゚ω゚)「 三 ! 年 ! 殺 し ! 」

ξ ⊿ )ξ「……ジャベ……リン……」

薄絹を貫く感覚。
第二関節までめり込んだと確信できる手応え。
指を引き抜くと同時に崩れ落ちるツンの体。

とりあえず指を嗅いでみた。

( ^ω^)「ペロッ……これはビター!」

ボクもそのまま崩れ落ちた。


~~~


誰かに小突かれた。
何度も何度も何度も何度も小突かれて、ようやくボクは瞼を上げた。

( 'ω`)「おぅぅ……」

視界に広がるのは青い空。
そして、

从 ゚∀从「……ようやく起きたか」

長ランの裾をはためかせながら、ボクを爪先でコツコツと蹴り続けるハインさん。
寝転んだボクの視点なら見える筈のスカートの中身がギリギリ見えない。
コイツが……絶対領域ッ……!

( ^ω^)「……チッ」

从 ゚∀从「……何か言ったか?」

( ^ω^)「いいえ。おはようございますお」

从 ゚∀从「おう。ところで」

そう言いながら、彼女が顔を横に向ける。
僕もつられて同じ方に顔を向ける。
視線の先には、

ξ ⊿ )ξ「……」

尻を浮かせ、うつ伏せに倒れているツン。
時折痙攣している事からして一応生きてはいるようだ。

从 ゚∀从「……アイツ、何で倒れてるんだ?」

( ^ω^)「禁則事項という奴だお」

言えない。言える訳が無い。

从 ゚∀从「まぁいいか……とりあえずコレ受け取れ」

( ^ω^)「……コーヒー?」

受け取ったそれは、KATE-ZATU社製のカップル板コーヒー。
いや、これゲロ吐くほど甘いって有名なんですけど。

从*゚∀从「く、口止め料って奴だ……頼むから誰にも言うなよ」

(;^ω^)「……」

顔が赤くなってしまうほどの秘密。
多分、誰かに言った時点で消されるレベルの話なのだろう。
だが……

(;^ω^)(……NGワードが分かんないお……)

从*゚∀从「……そいつじゃ不服か?なら、お前の申し出を受けてやらない事も……」

(;^ω^)「いや、何を言っちゃダメなのかが分かんないんだお」

ボクには何の覚えもない。
そもそも彼女の秘密をどうやって知り得るのだろうか。
少なくともボクには不可能だ。

从;゚∀从「はぁ?でも、確かにジョルジョが気付いてるって……」

( ^ω^)「……気付いてる?」

余計に分からない。
何故そこでジョルジョの名前が出てくるのだろうか。
ボクが何に気付いたと言ったのだろうか。

从; ∀从「いや、だから……私が……」

( ^ω^)「ハインさんが?」

从; ∀从「……」

( ^ω^)「わっふるわっふる!」

从  ∀从「……あれ?」

( ^ω^)「お?」

从 ∀从「おい、本当に何も気付いてないんだな?」

( ^ω^)「だから分かんないって言ったお」

从  ∀从「そう……か……あの馬鹿……」

何かが切れる音がした。ような気がする。
糸の切れる時の様なか細い音じゃない。
荒縄の束が一気に切れた時のような、連続して切れる音がした。気がする。


从#゚∀从「……騙しやがったな!DSCでフルボッコにしてやんよ!」


怒髪天を衝く。
その言葉の通り、髪は逆立ち、身に纏う衣服も暴風に煽られたかの様にはためいている。
それでもスカートの中身は見えない。恐るべし絶対領域!

( ^ω^)「……チッ」

从#゚∀从「何か言ったか!?」

( ^ω^)「記憶にございませぬお」

从#゚∀从「そうか……さぁて、アイツは何処にいるのかなァ……」

そう呟く彼女が取り出したるは携帯電話。
この状況で電話を取り出すとなればやる事は一つ。

(;^ω^)「出来れば……呼び出すのは少し待ってあげてほしいお」

从#゚∀从「何でだよぉ!アレだぞ!アイツとんでもない嘘ついたんだぞ!」

(;^ω^)「気持ちは分かるけど、ジョルジョの告白が終わるまで……ダメかお?」

从#゚∀从「告白中?でもそんなの関係ねえ!そんなの関係ねえ!」

(;^ω^)「お……」

なんて気合の入った小島よしおの物真似だろう。
ヤバいな……彼女は完全に頭に血が上っている。
何か無いか。何か手は……

(; ω )(……また、ボクは見ているだけなのかお……)

脳裏に浮かぶのは師匠が倒れる瞬間。
あの時の様に、何も出来ないまま見ているだけなのか。
ボクは、なんて無力なんだ……

( ^ω^)(……ピコーン!)

否。ボクにも、出来る事があった。あの時の、師匠の天敵が放った一撃。
アレならば、肉体の強さなど関係ない。ボクでも、彼女に勝てる可能性はある。
失敗すればフルボッコされかねないが、この手しか無いだろう。

( ^ω^)「そういえばハインさん」

从#゚∀从「なんだよぉ!?」

( ^ω^)「ハインさんは……ジョルジョにどういう嘘つかれたんだお?」

从;゚∀从「お、お前には関係ねえ!」

一目で分かる、明らかな動揺。
これは……いける!

( ^ω^)「わざわざボクを呼び出すくらいだから、関係ないって事は無いと思うお」

从;゚∀从「な、内緒だ内緒!絶対言わないからな!」

( ^ω^)「うーん……恥ずかしいみたいだし、ハインさんから聞くのは諦めるお」

そこで一旦言葉を切る。
次の句を続けて言ってはいけない。
大事なのは、

从;゚∀从「よし、それじゃ……」

相手が気を抜いた瞬間に、

( ^ω^)「仕方ないからジョルジョに聞くお」

止めの一撃を放つ事なのだから。

从; ∀从「え……ちょ……冗談だよな?」

( ^ω^)「本気だお。だって、すごい気になるんだお」

その言葉は嘘ではない。
真実だからこそ、こうやって悪意なく言えるのだ。

从;゚∀从「マジ勘弁してくれ!それ知られたら死ねるんだって!」

( ^ω^)「大丈夫だお。他の人に言ったりしないお」

从///从「お前に知られるのが一番恥ずかしいんだよ!」

彼女の脳内からは、怒りは完全に消し飛んでしまっている事だろう。
彼女の本気で恥ずかしそうな表情がそれを証明している。
そろそろ、頃合いかな。

( ^ω^)「じゃあ……ジョルジョの事、許してくれるかお?」

从///从「わ、分かったよ……その代わり絶対聞くなよ!約束だからな!」

( ^ω^)「んー……」

今こそ好機。
今こそ彼女に救いの手を差し伸べ、無駄に恩を売っておくのだ。
さあ、今こそ優しく微笑み、彼女を救ってあげるのだ!

( ゚ω゚)「 だ が 断 る ! 」

从  д从「……え?」

……あれ?
えーっと、ワンモアセッ!

( ゚ω゚)「 何 度 聞 か れ よ う と 答 え は N O だ ! 」

NOだ!じゃねえよ。やっちまった。
ものすごい勢いでやっちまった。
湧き上がる後悔。そして充実感。

じゃなくて、調子に乗りすぎだ。
コレは死ぬ。間違いなく殺される。
ボクもジョルジョも人生オワタ。

(;^ω^)(……って、あれ?)

とはならなかった。


从うд从「……ヒグッ……ヒック……」

耳に届くは最強の小さな嗚咽。
眼前には顔を覆い、小さく肩を震わすハインさん。

――最強にして孤高の番長。
誰が、最初にそう呼び出したのだろう。
なぜ、彼女がそう呼ばれるようになったのだろう。
ボクは、噂でしかそれを知らない。

(;^ω^)「あ……」

だからこそ、彼女の逸話を知るが故の先入観。
それ故に、失念していた。
確かに彼女は肉体的にはボクとは比べ物にならないかもしれない。
けど、

(;^ω^)(……ハインさんも、ボクと同じ18歳なんだお……)

彼女も自分と同い年なのだ。
そんな単純な事を忘れてしまっていた。
肉体が強いからといって精神が強いとは限らないのだ。

从うд从「……何で……そんな意地悪言うんだよぉ……スン……」

(;^ω^)「あの、つい口が滑ったというか……」

从うд从「私の事、嫌いなんだろ……嫌いだからそんな事言ったんだろ……」

(;^ω^)「そんな事ないお。ただ、なんというか……」

从うд从「うるさい……ブーなんか嫌いだ……」

(;^ω^)「……」

目の前ですすり泣く彼女を見て、誰が最強と呼ぶだろう。
彼女は、傷つけられて涙する、か弱い存在でしかないというのに。
噂とは逆の、脆くて儚い心の持ち主だというのに。
中身はボクと同じ、高校三年生でしかないというのに。

(;^ω^)「謝るから、絶対に聞いたりしないから泣き止んでほしいお」

从うд从「…………ホント?」

(;^ω^)「ホントだお!それに……」

――この時のボクはかなり混乱していた。
彼女に泣き止んでもらう事で頭がいっぱいだった。
だからだろう。
そうでもなければ、普通……

(;^ω^)「君に涙は似合わないお!」

昨日読んだエロ本の臭い台詞なんて言ったりしない。

从うд从「……」

(;^ω^)「……」

時が止まった。むしろボクが時を止めた。
ヤバイ、帰りたい。むしろ死にたい。

从う∀从「……」

(;^ω^)「……」

从う∀从「……プッ、クククッ……」

それは小さな笑い声。
堪え切れずに吹き出してしまった様な、そんな笑い声。

(;^ω^)「……お」

从 ;∀从「ははっ……似合わないにも程があるぞ」

(;^ω^)「サーセンwwwwwww」

从 ゚∀从「ったく、女の子泣かせるとか……」

彼女は笑っていた。
笑いながら腰を落とし、大きく右腕を引いていた。

从#゚∀从「死にたいらしいな?」

(;^ω^)「……さーせん……」

从# ∀从「……許さねえよ」

彼女がそう言い終えた時、拳は既に放たれていた。
かわせる筈が無い。今度こそ本当に死んだ。


――額に、小さな衝撃。


先ほどの拳の勢いからは考えられぬほどに、小さな衝撃だった。
拳を見ると寸前で止められ、中指だけが伸ばされている。

……デコピン?

从 ゚∀从「今回はコレで許してあげよう。今日の私は意外と寛大」

(;^ω^)「……あざっす」

从 ゚∀从「その代わり、私を泣かせた責任キッチリ取ってもらうからな」

(;^ω^)「えと、ボクに出来る事なら……」

从///从「じゃあ、今から本屋行くから……私と付き合え!」

( ^ω^)「把握」

( ^ω^)(……あれ?)

そのとき抱いた小さな疑問。
そのときは深く考えなかった。
ちょっとした間違いなんて誰でもするものだからね。

从*゚∀从「ホラ、ボーっとしてたら置いてくぞー」

(;^ω^)「ちょ、待ってくれお」

だから、急かされてた事もあって、そこで考えるのは止めたんだ。



まぁ、その言葉が間違いじゃなかったって知るのは、ずっと後の事なんだけど。



最終話『副題:エロ本は浪漫。異論は認める』


えぴろーぐ『疑問』

もう、七年になるんだね。
こうやって、君と歩くようになって。


――やべっ、小銭十円足りナスwwwwwwwwww


――しゃあねぇなぁ……ほらよ。


――うはwwwwwwサンクソwwwwwwww


――気にすんなって。ほら、さっさと行くぞ。


ずっと昔から、気になっていたんだ。
でも、あの頃のボクは聞く勇気なんて持ち合わせてはいなかったし、


――やーっと返せたな、十円。


――なんか言ったかお?


――いんやー。


君は、いつもそうやってはぐらかすから。
都合の悪い事や、照れ臭い事は絶対に答えようとしないから。


――大体よぉ、出産祝いに行くって時に何で漫画本買うんだよ。


――だって、発売日の朝じゃないとまず買えないんだお。君だって変な本の……ビルケナウッ!


――ったく、あの二人に言ったら笑われるだろうな。


――それより先に驚くと思うお。


――そうかもな。もう丸分かりだし。


そうだね。もう、隠し切れないくらいに大きくなってしまったね。
ボクからしてみれば、それも含めて君の全てが愛しく思えるんだけど。
だから、君の口から、直接教えて欲しいんだ。


――そういえば……ハインに一つ聞きたい事があるんだお。




――んー、なんだー?



どうして、君の背中には大きなチャックがついているの?



えぴろーぐ『副題:はみ出る大きな801ちゃん』糸冬


( ^ω^)は十八歳になったようです 完


で、あとがき。


とにかく書きたい内容ぶっこんでたら、ごった煮みたいな感じになりました。
闇鍋うめぇwwwwwwwwwwww

ジョルジュをジョルジョと書いてしまった以外は全く以って反省などしていない。

という訳で、

読んでくださった皆様、
支援して頂いた皆様、
オムライス様の方に紹介して下さった方、
まとめて頂いたオムライス様、

本当に、ありがとうございました。
俺のエロ本を譲り渡してもいいと思える程に感謝しています。



『>>1は色々と辱められたようです』

兄「PCでなにやってんの?」
>>1「べつにー」
兄「どれどれ……」
>>1「 ア ッ ー ! 」

妹「兄ちゃん漫画借りるねー」
>>1「アイヨー」
妹「PCで何やって……うわぁ……」
>>1「 ア ッ ー ! 」

友人「サーセンwwwwww」
>>1「なにがwwwwww」
友人「これ彼女に読ませたwwwwww」
>>1「 ア ッ ー ! 」

『副題:のんひくしょんなようです』


『糸冬直後のようです』

从 ゚∀从「ジョ-ルージョー」

( ゚∀゚)「んー、どしたよハイン」

从 ゚∀从「ヌッ殺していい?」

( ゚∀゚)「……一応理由を聞いておこうか」

从 ゚∀从「私を騙すとか、万死に値すると思うんだけど」

( ゚∀゚)「ん、ブーンに振られたか?」

从;゚∀从「そういう訳じゃないけど……って、何でそうなるんだよ!」

( ゚∀゚)「いや、せっかくお膳立てしてやったんだぜ?」

从* ∀从「まぁ、一緒に本屋行ったけどさ……」

( ゚∀゚)「ほうほう、初デートkwsk」

从///从「言える訳ねえだろ!」

( ゚∀゚)「一緒に風呂に入ってた仲なんだしよー、隠す事無いじゃんよー」

从///从「ガキの頃の話なんかするなっ!死ねっ!死んでしまえ!」

『副題:从 ゚∀从と( ゚∀゚)は従兄弟のようです』



『( ゚∀゚)の糸冬でのメール内容のようです』

RE:RE:RE:

ブーンな、











昨日のアレお前って気付いてたぞwwwwwww
しかも「これが……恋って奴かお……」とか呟いてたwwwwwww
きwwwwwwめwwwwwwwっうぇwwwwwwwww

『副題:嘘八百な上に非常にウザい内容だったようです』



『ドクオのその後のようです』

('A`)「さーて今日は何を借りるかな……」

ξ゚⊿゚)ξ「うーん……」

(;'A`)(……何でAVコーナーに女が……)

ξ゚⊿゚)ξ「コレはダメね……」

(;'A`)(……気にしない事にするか……)

ξ゚⊿゚)ξ「うーん……」

('A`)「義母中田氏レイプか……これ良さそうだな」
ξ゚⊿゚)ξ「義母中田氏レイプ……コレ良さそうね」

(;'A`)「え?」

ξ;゚⊿゚)ξ「えっ?」

(;'A`)「あ、その、よろしかったらどうぞ」

ξ;゚⊿゚)ξ「いえいえ、貴方が先に触れた訳ですし……」

(;'A`)「いや、レディファーストってものがあってですね……」

J('ー`)しb「じゃあ、三人で見ようか!」

(;'A`)「カーチャン!?」

J('ー`)しb「嬢ちゃん、アタイのゴールデンフィンガーの虜にしてやんよ!」

ξ///)ξ「素敵っ!抱いて!」


~翌年~


(;^ω^)「まさかドクオさんがツンと結婚するなんて……」

( ;゚∀゚)「どこで出会ったんだろうな……」

('A`)(……未だ童貞なんだけどね……)

『副題:偽装結婚のようです』






『(´・ω・`)と川 ゚ -゚)のその後のようです』

(´・ω・`)「じゃ、ちょっとレジお願いね」

川 ゚ -゚)「君の頼みとあらば喜んで」


~~~


(´・ω・`)「そろそろ交代しようか」

川 ゚ -゚)「その前に……一つ教えて欲しい」

(´・ω・`)「なんだい?」

川 ゚ -゚)「私がレジをやっているとエロ本が売れないのは何故だろう?」

(;´・ω・`)「……どうしてそんな事を?」

川 ゚ -゚)「気になって仕方ないんだ」

(;´・ω・`)「……言わなきゃダメ?」

川 ゚ -゚)「だめ」

(;´・ω・`)「今言うのすっごい恥ずかしいんだけど……」

川 ゚ -゚)「ならばピロートークの時でかまわないぞ」

(;´・ω・`)「……」

川 ゚ -゚)b「……」

『副題:……なようです』



『('、`*川と从 ゚∀从なようです』

('、`*川「舟木兄×舟木弟モエス!テラモエス!」

从*゚∀从「鈴×チュパ衛門ヤバス!ムッハー!」

('、`*川「あるあるwwwwwwチュパ受けテラモエスwwwwww」

从*゚∀从「頼母総攻め本ヤバスwwwwwww」

『副題:センスが尖っているようです』



『えぴろーぐより更に後のようです』

从 ゚∀从「娘ー、娘ー」

从ω゚ 从「おー?」

川д川「ほーらお化けだぞー」

从ω゚*从「キャッキャッ!」

(;゚ω゚)「ちょ……っうぇ!?」

从 ゚∀从「……」

(;゚ω゚)「……」

从ω゚ 从「おっおー?」

川д川「お化けだぞー」

从ω゚*从「キャッキャッ!」

(;゚ω゚)「ハインがあの人だったのかおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」

从;゚∀从(……今まで気付いてなかったのかよ……)

(;^ω^)「えと、あの時は助けて頂いて、本当に有難う御座いますお」

从;゚∀从「え、あ、こちらは礼をしたまでであってですね、その、そんな気にされる事は……」

从ω゚ 从「おー?」

~~~

( ゚∀゚)「息子ー、息子ー」

(゚、゚*)「にゃーにー?」

( ゚∀゚)「ほーらエッチなものだよー」

゚ミO(゚、゚*)「おぱい!おぱい!」

( ゚∀゚)O彡゚「おっぱい!おっぱい!」

('、`#川「アァァァァァァナァァァァァァァタァァァァァァッ!」

(;゚∀゚)「サーセンwwwwwwwwwwww」

('、`#川「逃がさん!って、私の奴見せるな!」

(゚、゚*)「にゃー?」

(;゚∀゚)「ちょ!いやん!らめぇぇぇぇぇぇぇっ!」

『副題:歳を食っても変わらないようです』


『エロ本コーナー入れないのようです』

気がついたら 同じ本屋に向かってる  そしていつも 何も買えずに出る 
あきらめずに エロ本コーナーに挑戦するけど 立ち読み客がいるよ  
あの客さえいなければ らくに  エロ本を手に 取れるけど
何回行っても 何回行っても  エロ本コーナー入れないよ 
立ち読み客何回行っても常にいる  
うしろを通って 牽制しても 相手は気付くこともない 
咳払いも試してみたけど 空気が読めない意味が無い! 
だけど今日は絶対買うために ボクは閉店間際最後まで待っておく


気がついたら 時間もう少ししかない そしていつも あの客は粘る
あきらめずに 雑誌コーナーで粘りはするけど すぐに読むのなくなる・・・
あの客さえいなければ らくに エロ本二冊買えるけど
何回行っても 何回行っても 立ち読み客動かないよ
読み耽り過ぎ 何回行っても気付かない
うしろで止まって ガン飛ばしても 気付きもせずに読み耽る
小さく「どけよ」 試してみたけど あいつは空気 読みやしない
だから明日は絶対買うために ボクは閉店あとに入り口で待っておく

あいつさえいなければ らくに  エロ本を手に 取れるけど
何回行っても 何回行っても  エロ本コーナー入れないよ 
立ち読み客何回行っても常にいる  
うしろを通って 牽制しても 相手は気付くこともない 
咳払いも試してみたけど 空気が読めない意味が無い! 
だけど今日は絶対買うために ボクは閉店間際最後まで待っておく

『副題:( ´∀`)はよその本屋でエロ本を立ち読みしているようです

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コテ酉無しです。
でも一話の最後見たらすぐ分かる仕様です。

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